◎ボランティアのマナーと心がまえ

ボランティアとは

自発的に社会事業活動へ参加する人のこと。または、その活動自体を指すこともあります。
「ボランティア(volunteer)」という言葉にはもともと「志願者」という意味があり、自由意思を意味するラテン語の「ウォランタス(voluntas)」を元に、喜びや精神を意味するフランス語の「ボランテ(volonte)」が生まれ、英語の「ボランティア(volunteer)」となったそうです。

ボランティア活動の4原則

■自発性・主体性

自分から進んで行動する。

義理や、誰かに強制されてやる活動ではありません。自分の力と時間を活用し、自分の意思で、責任をもって行動するものです。

■無償性

見返りを求めない。

お金では得られない充実感が得られます。金銭や名誉などの見返りは求めません。(ただし、交通費や食費、材料費などの実費代償については無償の範囲とされますが、ボランティアする側、依頼する側により異なります)

■社会性・連帯性

ともに支えあい、学びあう。

趣味や自己満足でやる活動ではありません。みんなで協力しあい、地域や社会を良くしていこうとする活動です。

■創造性・先駆性

より良い社会をつくる。

よりよい社会にとって今必要なことを考え、アイデアやひらめきを活かして自分たちで行動します。

ボランティアの心構え

■あいさつは基本

ボランティアに限りませんが、あいさつはコミュニケーションの基本です。気持ちのよいあいさつは相手に好印象をあたえるだけでなく、信頼感もあがります。

■身近なことから

私たちの身近には様々な問題があります。まずは自分の身のまわりを見直して、気がついたところから始めてみましょう。

■相手の立場になって

活動には相手がいます。相手が何を求めているかを理解するために当事者や関係者の声にじっくり耳を傾けましょう。良かれと思って何でも手助けしてあげることは相手が求めていることではないことがあります。

■ルール・約束・秘密を守る

ボランティアは相手との信頼関係で成り立っています。活動で知り得た個人情報を漏らさない、ルール・約束・時間は守るなど常識的なマナーを心がけましょう。もし何かの事情で時間に遅れる場合や欠席する場合は必ず連絡をしましょう。

■無理せず継続

せっかく始めた活動ですから自分の生活環境やリズムにあわせて無理のないように継続しましょう。もし無理な場合や自分には難しいことを頼まれたときには、きちんと断ることも必要です。活動を続けていくうちに新たな学びや経験、楽しみが増えていくでしょう。